top of page
検索
  • 執筆者の写真Takahiro Sakai

水野琴音さん収録 神奈川公会堂

新年あけましておめでとうございます。


年明けの6日に横浜市神奈川公会堂で、ヴァイオリンとピアノの収録をしてきました。ヴァイオリニストは水野琴音さんです。水野さんは昨年、紀尾井町サロンホールで行われたリサイタルの収録でお世話になりましたが、今回はより響きが豊かな場所での収録をご希望されました。

水野さんは、東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校に在学中の高校生。若い演奏家をこうした収録を通じてサポートできるのは私にとっても喜びのひとつです。ことに、新型コロナの影響で、演奏する機会を得るのが難しくなっている近年、ネットなどを通じて発信していく演奏動画は、多くの演奏家の方々にとって益々重要になってくると思われます。



水野琴音さん:プロフィール

第71回全日本学生音楽コンクール中学校の部東京大会第2位・全国大会入選、第18回日本演奏家コンクール弦楽器部門・中学生の部第2位及び鎌倉市教育員会賞、第13回バッハホール音楽コンクール中学生の部・金賞及びバッハホール音楽賞、バッハホール管弦楽団2018ニューイヤーコンサートにソリストとして出演、第6回K音楽コンクール中学生の部第1位、第27回日本クラシック音楽コンクール全国大会中学校の部第3位、彩の国String Competition6th中学生の部優秀賞、第12回ミュージックアカデミーinみやざき2019選抜受講生コンサート出演・奨励賞受賞、第40回霧島国際音楽祭2019音楽祭賞受賞・受賞者ガラコンサート出演。これまでに伊東暁美、マウロ・イウラート、小栗まち絵氏に師事。現在、玉井菜採氏に師事。東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校に在学中。


神奈川公会堂は1978年に開館したキャパ525名のホールです。築35年以上となる施設で、ホール内は扇形の構造となっており、壁面は赤レンガで覆われたユニークホールです。古い施設には、バブル期に相次いで建設された標準的なホールとは違って、ユニークな設計になっている施設がありますが、神奈川公会堂もその一つに数えられると思います。長い年月を経て、建築部材が馴染み、また、赤レンガの水分もすっかり抜けているせいか、その響きにテンションを感じることもなく、安心感のある自然な残響が特徴となっています。残響時間はそれほど長くはないのですが、楽器のディテールを活かすような雰囲気があり、とくに弦楽器の収録にはよいホールだと思いました。

収録した中から1曲ご紹介いたします。





閲覧数:628回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page