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  • 執筆者の写真Takahiro Sakai

昴21弦楽四重奏団 トッパンホール

更新日:2022年12月18日

11月23日にトッパンホールで弦楽四重奏の収録をしてきました。昴21弦楽四重奏団は2002年に桐朋学園の学生だった4人によって結成され今年で20周年を迎えました。本公演はその記念コンサートで、プログラムもショスターコーヴィッチ:弦楽四重奏曲 第3番、ベートヴェン:弦楽四重奏曲 第13番「大フーガ付き」。それに加えて、初演版の最終章(作品133)が演奏され、濃厚で充実したプログラムでした。


収録は吊りマイクのペアとステージ上のスポット・ステレオで、メインマイクはホール敷設の回線を用いず、SONOSAX社のプリアンプ・I/Fも一緒に吊って、AD後のデータを192KHz/24bitに対応したiPhoneアプリで収録しました。マイクケーブルの長さは48㎝程度ですので、これ以上望めない最短距離でデジタル変換して録音したことになります。デジタル化さえしてしまえば、回線ノイズの影響受けることなく鮮度よく音声データを記録できるので、吊り装置を使う演奏会の収録では、この手法を活用しています。収録したデータをソノグラムで目視してもノイズ成分が見当たらないクリーンな状態で記録されていることが確認できます。


演奏は昴21弦楽四重奏団ならではの緩急とりまぜた息の合った熱演で、ベートヴェン:弦楽四重奏曲 第13番「大フーガ付き」が終わってから、演奏された初演版の最終章(作品133)は、アンコール曲として準備されていたので、私も少し驚きました。13番コンプリートを味わって頂きたいとの思いがあったかも知れませんね。次はどんなステージを見せてくれるのか、今から楽しみです。


今回収録したコンサート全編は、近く公開のアナウンスがあると思いますので、お楽しみに。一足はやく、一部をご紹介します。


ショスターコーヴィッチ:弦楽四重奏曲 第3番 第3楽章


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