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執筆者の写真Takahiro Sakai

岡田裕子さん CDレコーディング 音楽サロンAriaさん

更新日:2021年8月21日


昨年からレコーディングしていたピアノのCDアルバムが完成しました。ピアニストは岡田裕子さんです。皆が聞き覚えのある懐かしい日本の歌のピアノ・アレンジにした作品です。

岡田裕子

岡田さんから初めにご連絡を頂いたのはかれこれ2年前の事で、昨年と今年にかけてレコーディングを行い、10月29日に全曲収録を終えましたので、完成するまでに3年かがりだったことになります。

曲目に収録許諾と著作権に対応しなければならない曲があるため、CDとしてリリースする際、楽曲の著作権やアレンジに関する権利関係、また、CDを生産するプレスやジャケットまわりなど、音源を録音する以外にいろいろ検討しておくことがあり、岡田さんは録音を思い立ってから、ご自身でいろいろリサーチしていたそうです。初めてCDをつくる場合には分からない事だらけかも知れません。そうしたこともクリアにしながら、収録する内容を検討していたそうです。


録音に関しても、楽曲にあった響きを持つ場所の選択や、ピアノの種類、費用の見積もりなど、一つのCD作品を作り上げるにはいろいろ苦労が多いですね。

収録場所とピアノの選択に関しては、岡田さんとのやり取りでSTUDIO 407から音楽サロンAria様をご提案させていただきました。懐かしい日本の調べに合う、しっとりと温かいピアノで、繊細な響きも欲しいということでした。音楽サロンAria様はオープン当初からお付き合いさせて頂いており、オーナー様の目指す「温もりのあるアットホームなサロン」が今回の作品にピッタリだったと思います。ピアノの状態もオープン当初から熟成が進んで繊細な響きがより美しくなっています。また、レコーディングというちょっと神経質な作業でも、あたたかく迎え入れてくれる雰囲気は、演奏者にとって安心してピアノに向かうことができ、音楽的にもサウンド的にとても好ましい環境と言えます。


レコーディングにおいて、楽曲にあった物理的な音の響き方はもちろん重要なのですが、演奏者が心地よく自分の演奏に集中できる環境こそが何よりも大切だと常々思っており、それはハードウェアだけでなく、演奏者の気持ちや心の動きに配慮するよう心がけています。

今回仕上げたCDマスターはプレスされ近日リリース予定です。CDとして出来上がるのが今から楽しみです。

収録した中から2曲ご紹介します。




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