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  • 執筆者の写真Takahiro Sakai

Piano & Voice 即興曲のYoutube収録

更新日:2021年8月21日


STUDIO 407ではYoutube用の動画収録のサービスをスタートしましたが、早速、ご依頼をいただき、いつもお世話になっている音楽サロンAriaさんで、ピアノと歌の収録をしていました。

ご依頼いただいたのは、小金井音楽アカデミー学院長の玉木豊さんです。小金井音楽アカデミーは全国唯一の音大受験予備校(&音楽教室)として昭和39年に創立されました。音大、音高、音中の受験では、創立以来51年間の実績を誇っており、初級者から上級者まで、経験豊かな講師陣が個人指導をしていらっしゃいます。

学院長をされている玉木さんは、東京藝術大学声楽科・同大学院で学び、洗足学園音楽大学声楽科講師、昭和音楽大学声楽科講師を経て、現職を務めていらっしゃいます。東京都府中市より教育功労賞受賞するなど、教育者としても活躍されておられます。

小金井音楽アカデミー

収録曲は全12曲で、すべてピアノと歌の即興曲でした。リルケの詩集から想起される世界をピアノと声で表現する内容で、演奏前に詩集を読み、浮かんだイメージですぐさま演奏するというスタイルで収録していきました。印象主義、象徴主義のドイツ語詩人として著名なリルケは、オーギュスト・ロダンとの交流を通じて、その芸術性に影響を受け、詩という言語表現を深化させたことで知られています。

玉木さんは、そうしたリルケの詩の世界を、ピアノと声によって即興で描いていく融合芸術の試みをされています。

録音の方法ですが、通常のピアノ録音とは違って、ピアノと声が一体となったサウンドイメージを捉えるべく、マイクセッティングにかなり時間をかけました。声とピアノは音の放射の仕方が大きく違うため、マイクポジションと角度が微妙に違っただけでも声とピアノのバランスが崩れます。部屋の響きと直接音の加減もサウンドイメージを左右します。テスト録音を数回重ね、玉木さんにプレイバックの音を聞いていただきながら、セッティングを詰めていきました。

私は可能な限り少ないマイクでベストなポジションを探るような録音を好みますが、今回は特にその傾向が顕著になる設定に落ち着きました。

以下、収録した12曲中の1曲になります。


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