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ザウターピアノでの録音/島村楽器ピアノセレクションセンター

  • 執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕
    STUDIO 407 酒井崇裕
  • 2014年11月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月13日


10月30日に島村楽器ピアノセレクションセンターで、ザウターピアノの録音をしてきました。ご依頼をして頂いたピアニストの山本実樹子さんがザウターの響きで収録したいとのご要望で、ブルグミュラー18の練習曲Op.109全18曲を録音しました。南ドイツ・ウィーン派の流れをくむザウターピアノの響きは明らかに北ドイツのメーカーとは異なります。その特徴である、明るくブリリアントな響きを出すための様々な工夫が施されており、特に音の特性を決定付ける 響鳴板は限りなく薄く、しかも半球状の膨らみ(クラウンといわれる)は、限りなく深く造られています。これは他のピアノと比較しても際立った特徴と言えます。

ピアニストの山本実樹子さんは、松戸市にある「ミントの森Music School」を主宰されており、生後間もなくからのわらべうたベビーマッサージ、生後6ヶ月からのベビーリトミックから、楽しい英才クラス、創造性に富んだ自己表現へとつながるピアノレッスン、大人のための優雅なティータイム付きレクチャーレッスンなどオリジナリティあふれるクラスを運営する一方、全国各地でのコンサートやセミナー、ラジオン番組のパーソナリティを務めるなど、精力的な活動を展開されている音楽家です。

ミントの森Music School

録音したブルグミュラー18の練習曲Op.109全18曲は、よく知られた25の練習曲の少し先にある音楽的にも、より深い理解や経験が必要な曲集ですので、全てを演奏しきるのは大変な集中力が必要だと思うのですが、セッティングを始めた昼過ぎから6時まで、実質4時間超をかけて18曲全てを完録されたのには脱帽しました。テスト録音のプレイバックを聴いてタッチを調整されているのもさすがでした。

ピアノのコンディションはすこぶる良く、準備にあたって頂いた調律師の方の丁寧な仕事が感じられ録音もスムーズに進みました。SAUTAR 220 OMEGAの響きは高域の倍音の伸びが特徴的で、華やかな香りがする一方、低域のパワーも十分で、多彩なピアノの響きを活かしたブルグミュラーの曲を表現するのに申し分のないものと思いました。ピアノそのものの造りも丁寧な職人の技が感じられ、特にペダルの機構がスムーズかつとても静かで、演奏者の動作に敏感に反応する感じです。ピアノ録音の際、よくペダル動作の音が問題になることがありますが、このピアノはそんな心配は無用でした。

島村楽器・ピアノセレクションセンターには広いスペースに、国内外のピアノが数多く展示されていますが、録音した場所は、輸入ピアノを集めたエリアで、ピアノの響きを得るのに満足なスペースがありました。やはりピアノは、たっぷり空気の量がある広いスペースで演奏すると、ピアノ本来の響きが発揮されて豊かな音になります。残響も自然で良い感じでした。

島村楽器 ピアノセレクションセンター

SAUTAR Piano

以下、音源サンプルです



山本実樹子

ブルグミュラー18の練習曲Op.109より

 
 
 

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