柊昇華さん 2nd CD　ピアノレコーディング　かながわアートホール

STUDIO 407 酒井崇裕
2019年9月17日
読了時間: 2分

更新日：2月12日

8月23日に、柊昇華さんの2nd CDに向けてピアノレコーディングをしてきました。収録場所は、かながわアートホールです。柊昇華さんとは昨年、音楽サロンで1st CDをレコーディングしたのですが、イメージが広がるオリジナル曲で、空気がたっぷりあるホールでレコーディングしたら、きっと昇華さんの音楽世界がより広がるのではないかと思って、ご提案しておりました。ご本人としては、ホール録音は未体験ゾーン。少し戸惑いもあったようで、また、それなりの費用もかかってくるので、腰を上げにくかったことと思います。しかし、幸運なことに昇華さんのファンのご支援を得ることができ、製作費の不足分はクラウドファンディングでご支援を募ることによって、いっきに現実味を帯びてきました。

そうと決まれば、可能な限り予算を抑えつつ高いクオリティのレコーディングの計画を練ることにしました。レコーディングはざっくり言ってしまえば、時間カウントが予算を決定する鍵となります。施設使用料、ピアノ使用料、基本照明、電気使用料、そして収録のエンジニア費用など、すべて時間カウントがパラメータとなって全体に効いてきます。ですので、今回はセッティングから調律、収録、撤収まで、数時間の超集中レコーディングで行いました。特にサウンドを決定する、マイク・セッティングは慎重に行いたいところですが、事前に昇華さんの楽曲イメージにあったセッティングを検討していたので、迅速に行うことができました。収録地も何度もレコーディングを行っているホールを選択したので不安はありませんでした。慌ただしいというよりは、速攻搬入、速攻収録、速攻撤収といった風でしたが、出来上がった音源は昇華さんの音楽世界を描くようなものとなり安堵しています。