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CDレコーディング「横山美里」さん かながわアートホール

執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕STUDIO 407 酒井崇裕

更新日:2月13日


8月8日に、かながわアートホールでCDレコーディングをしてきました。

ピアニストは横山美里さんです。

横山美里

この日は台風13号が関東地方へ接近中で、上陸進路の予想図と睨めっこしながらとても心配しましたが、風雨の激しさがピークになる時刻が、ぎりぎりレコーディング終了頃となることが分かり、決行を決断しました。ホールは防音・遮音機能を備えているので、通常は外部の音についてあまり心配することはないのですが、今回の例年にないような強い勢力の台風では、さすがに音の問題で支障が生じます。直撃時刻の直前に無事レコーディングを完了できて安堵しています。

横山さんは、97年のデビューCDをリリース(HMVジャパン新人賞を受賞)した後、2000年に帰国してから以降、室内楽やソロなど、多方面で活躍されておられますが、ピアノ・ソロのアルバムは久しぶり。私もとても楽しみにしていたレコーディングです。本アルバムは、ブラームスを中心に、リスト、ドビュッシー、ショパン、シューマンの小品を収録した内容になる予定です。ベテランのピアノの響きをたっぷり味わえるCDになると思います。


かながわアートホールでピアノレコーディング

かながわアートホールはロケーションと使い勝手がよいので、よく利用させて頂いておりますが、これまでの収録の経験から、ピアノは客席側の奥に配置し、ピアノの大屋根の延長線がホールの対角線を狙うと好ましい響きを得られます。客席は可動型なので、全て収納すると、まるで、体育館のような空っぽな空間が出現します。床もステージ側に比べ、頑丈なつくりになっているので、低音がブーミーになることなく、また、高域も素直に伸びます。調律師の河内克彦さんには、不快な跳ね返りがない場所にピアノの位置を調整して頂きました。


かながわアートホールでピアノレコーディング

レコーディングの進行ですが、通常は、一曲ごとの収録で都度、プレイバックの確認をしながら行うことが多いのですが、横山さんは、ひとかたまりの数曲を連続して弾いていく方法を取られました。アルバム全体の流れのイメージを保ちつつ収録していくよい方法だと思いました。ことに今回のように小品をプログラムする場合、各曲の細切れ感をなくし、まるで演奏会を楽しむように、作品全体の流れと統一感を、収録の段階で創っていくことを意識されているのだと感じました。

収録した音源は現在編集作業に入っており、今後、アルバムのフォト・セッション、アートワークの制作を経て、完成の予定です。リリースについては未だ調整中ですが、横山さんのホームページやFaceBook等でアナウンスされると思いますので、チェックしてみてください。

アルバム・リリースに先行して、収録した一曲をご紹介します。


 
 
 

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