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  • Takahiro Sakai

府中芸術の森・ウィーンホールでの収録(Yutaka Tamaki)

更新日:8月21日


11月30日に府中芸術の森劇場・ウィーンホールで、ピアノと声楽の収録をしてきました。2015年から始まったこの収録も回を重ねるごとに録音方法の改善を進めてきました。ウィーンホールに設置されている残響可変装置は、天井に432本の白い筒状のパイプ状の棒を配しており、その上げ下げで残響時間を調節できます。スタート時はデッドな状態からでしたが、回を進めるごとに響く方向に設定を変えて、今回は12段階中、4(響く方向)に設定しました。ピアノ・ソロの場合、響き過ぎると、音のクリアネスが失われるため、過度に長い残響時間はむしろ悪影響を及ぼします。しかし、この収録は、ピアノと声の同時収録のため、声の雄大な感じや広がりも欲しい。どの程度の残響設定にするのか、また、マイクの距離が音像のリアリティに深く影響してきますので、一番よいバランスを探りながら設定を摸索してきました。前回の収録の残響可変装置の設定は5で、かなりよいバランスになった実感がありましたので、今回は少しだけ冒険してみたという格好です。