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「録りたてライブCD」プレゼント演奏会(Sala MASAKA)高橋宗芳(Vn)さん&内藤晃(Pf)さん

  • 執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕
    STUDIO 407 酒井崇裕
  • 2017年10月30日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月13日


10月29日に東戸塚のSala MASAKAさんで高橋宗芳(Vn)さん、内藤晃(Pf)さんの演奏会を開催しました。“あなたに届けたい 音楽の贈り物 Vol.1”と題し、演奏会とその場でライブ収録した音源をCDにし、お帰りの際にプレゼントとしてお客様に差し上げました。この日は台風22号が接近しており、開催について大変心配しましたが、そんな悪天候にもかかわらず、会場は満席となり、多くのお客様に素敵な演奏を楽しんで頂けました。演奏者とお客様が同じ空間と時間を共有した、この日でしか得られない思い出をパッケージにしたライブCDも好評で、主催者としても大変嬉しく思います。


高橋宗芳(Vn)さん&内藤晃(Pf)さん

この企画は、内藤晃さんと交わした会話の中から生まれました。少し立ち止まって日常を眺めると、たった一回しか起こらない出来事が積み重なり、時間の流れとなっていることに気づきます。一回性。デジタル技術の進展にともない、あらゆる編集加工が可能となり、世に溢れるパッケージ音楽は、編集加工を前提として制作されていることは皆さんご存知のことと思います。それは、可能な限り音楽的に潔癖なものを目指しているからだと思います。「生きた時間を寸断するのと引き換えに、潔癖となった音楽は本当に心を打つのだろうか?」録音の仕事に携わっている中で私が漠然と抱いている疑問です。その答えは未だ得ておりません。

そこで、演奏会と同時にライブ録音を行い、そのまま編集加工なしの「録りたて音源」をCDにしてお客様にお贈りするのはどうか?と企画は進みました。

録音は記録の録音ではなく、しっかり音楽作品として成立するクオリティを得られるよう、準備を進めました。形として残るため、演奏者は一回限りの真剣勝負となり、また、録音する側もクオリティを担保しながら失敗が許されない収録です。お客様はじめ、演奏者、録音技術者の緊張感が会場に満ち、やり直しが出来ない、かつての古いスタイル、いわば原点回帰のライブ収録を目指しました。その緊張感はきっと演奏と音に現れるはずだと信じて。


今回、マイクセッティングを試行錯誤した結果、写真のようなポールを用いて収録しました。満員のお客様で会場が埋まることが予想できたので、マイクを設置する自由度がなく、かつ、よい響きで録れる位置を探ることになりました。


Sala MASAKA


Sala MASAKAでのマイクセッティング

Sala MASAKAさんは2階席があるため、この場所から距離を稼ぎながらマイクセッティングできる方法を考え、結果、3段式の伸縮ポールにマイクを取り付ける方法に落ち着きました。1階席の頭上にマイクが位置する格好となるため、落下の危険がないよう、ポールはカーボン・ファイバーのものを採用し、不安定にならないよう、ポールの根本にアンカーを取り付け、ビクともしないように固定しました。こうして設置したマイクポジションをリハーサルの音を聞きながら調整し、サロンならではの響きが得られるようにして本番に備えました。

ペトロフ・ピアノは繊細な響きに特徴があり、艶やかなヴァイオリンの音色と好マッチング。プログラムの曲調にもピッタリで、当日、調律していただいた(株)ピアノ・プレップさんの音楽への理解と丁寧なお仕事が音に現れている様でした。高橋さんと内藤さんの演奏も素晴らしく、帰り際に見かけるお客様の満足そうな笑顔が印象に残りました。

「演奏会&録りたてライブCD」プレゼントの企画も好評でしたので、Vol.2を考えてみたいと思います。

 
 
 

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