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  • Takahiro Sakai

「透明な庭」2nd アルバム・レコーディング

更新日:8月12日

7月12日~13日の2日間でレコーディングした「透明な庭」の2ndアルバム「Moon night parade」のマスターアップが完了し安堵しています。「透明な庭」は藤野由佳さん(アコーディオン)とshezoo(シズ)さん(ピアノ)によるデュオで、2018年結成されました。


https://www.toumeinaniwa.com/


五感を超えた感性に触れる独特の心象風景を紡ぎだすお二人の音楽は、ひとつの絵巻物を紐解くような魅力に溢れています。



初めてのお仕事ということもあり、今回のレコーディングはプリプロからスタートしました。収録予定曲の全曲を通しで録音し、お二人が求める響き、楽器の質感、アルバムのイメージを共有できたことはとてもよかったと思います。

プリプロ終了後に、「ヘッドホンを付けないで録音するのはいいよねぇ~」と仰っていて、この一言で、本番の収録方法の決断ができました。実のところ、本番のレコーディングは、セパレーションを取ってヘッドホンでモニターしながら行う一般的なスタジオ・レコーディングがいいのか、それとも、一つの部屋で一緒に演奏する音場をレコーディングするのがいいのか迷っていたのです。収録したプリプロ音源を聴きながら、「透明な庭」の音楽世界を描くのには、後者の方法がよいとの確信を得ました。



本番のレコーディングは、世田谷区奥沢にあるパストラルサウンドさんで行いました。このスタジオはお二人のお気に入りのスタジオだそうで、リラックスしながら音楽に集中できる環境と、shezooさんが強く希望された響きのよいピアノがある場所で、今回のアルバム・レコーディングには最適なスタジオだったと思います。

今回のような一つの部屋で一緒に演奏するレコーディング方法のメリットは、自然な空気感とお互いのアコースティックバランスを感じながら、音楽的に密なコミュニケーションを取れるところで、お二人ともレコーディング特有のストレスを感じることもなく、のびのびと音楽と演奏に集中できたと思います。個別の楽器の音を録るというよりは、アコーディオンとピアノが創り出す一つの音場を生け録りするといった格好で、リアルタイムに生起していく響きのダイナミズムを色鮮やかな躍動感を保ちつつレコーディングすることができます。しかしながら、空気感と同時に各楽器のディテールもしっかり収録しなければならないため、楽器配置とマイクアレンジにはとても神経を使います。パストラルサウンドさんのブースは、天井や壁など細かいところに音響の工夫がされており、癖のない響きで助かりました。


透明な庭 2nd アルバム「Moon night parade」は9月3日にリリース。同時に発売記念ライブが神楽坂Gleeで行われます。是非、ご注目ください。





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