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  • 執筆者の写真Takahiro Sakai

ライブ・レコーディング&配信 横浜エアジン

更新日:2021年8月21日

連日、お世話になっている横浜エアジンで2つのプログラムをライブ・レコーディングしてきました。レコーディングはライブ配信と同時に行い、ひとつはCDに、もうひとつはCDとDVDにして近日リリース予定です。

コロナ禍をきっかけにスタートしたライブ配信ですが、半年あまりで目覚ましい進化を遂げ、ついに、会場でライブを楽しむお客様、ネット配信を視聴するお客様、パッケージ・メディアで楽しむお客様と、全方位的な収録を同時に行うことが出来るようになりました。短期間にここまで辿り着けたのは、収録チームが試行錯誤しながら改善を積み重ねてきた結果だと思います。

そもそも、今回のコロナ禍の中で、ライブハウスがどのように活路を見出していくのかは前例がなく誰も先行きを見通せない状況。横浜エアジンも例外ではなく、会場ライブのみで気を吐いてきたライブハウスでしたから、配信スタート当初は手探りの連続でした。必要機材の調達や会場への心地よい音響と訴求力ある配信オーディオの融合も大きな課題でした。こうした取り組みは計画的に分業体制を構築して始めたのではなく、一種ゲリラ的な開拓作業で、配信が終わったマテリアルをレビューし、ひとつひとつ課題をクリアしてく日々でした。そして何よりも大きいのは、オーナ様が明確なビジョンを示して強力なリーダーシップでチームを牽引していったことだろうと思います。改めて、オーナ様の熱意と情熱、音楽愛に敬意を表します。


配信同時レコーディングですが、ひとつは「田中智子(vo)さんと渋谷毅(pf)さん」のDuoで、ヴォーカルとピアノのプログラム。もうひとつは、横浜で精力的に活動している底抜けに楽しいエンターテインメント・バンド「YAA楽団」です。どちらも、オリジナル楽曲の演奏で新作CDのレコーディングとなりました。


田中さん&渋谷さんのDuoは、寄り添うような渋谷さんのピアノに合わせ、田中さんご自身の人生を辿るような熱唱で、会場にいらしたお客様の大きな拍手で終演しました。



YAA楽団は、総勢9名のユニットで、楽器もバラエティ豊か。レコーディングにあたっては、スタジオ録音とは違うライブハウス独特のダイナミズムを活かすマイクセッティングで臨みました。可能な限り少ないマイクで、音のバランスは演者がアコースティックバランスを取って手掴み感のあるサウンドを目指しました。



この2つのライブ・レコーディング経て、横浜エアジンは新しいステージに突入したように思います。アーティストさんにとっても、クオリティの高いライブ動画がアーカイブされるので、収録スタジオとしてのライブハウスという位置づけも魅力的なのではないかと思います。

もうひとつ、嬉しいことにフランス・パリのラジオ・ステーションとのパイプもできました。既に、ここで収録した音源のいくつかがこのラジオ局でオンエアされています。パリからも世界に向けて、新生横浜エアジンが発信です。ご期待ください。



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