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ネット時代の出版の形 Nimrod Borenstein作曲作品 to 藤井亜紀さん

  • 執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕
    STUDIO 407 酒井崇裕
  • 2020年12月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月12日

11月8日にピアノ曲の収録をしてきました。ピアニストは藤井亜紀さんです。ロンドン在住の作曲家 Nimrod Borenstein氏が作曲した新作で藤井さんに献呈された作品です。

Nimrod Borensteinさんは新曲を出版するに際し、ネットを通じて、これはと思う演奏家の方に曲を演奏していただき、その演奏動画と合わせて楽譜を出版するという活動をされているようで、この収録もNimrod Borensteinさんから直接、藤井さんに依頼があったそうです。曲のタイトルは「Japanese Gardens Étude」。雅な日本庭園がイメージできる素敵な曲です。


Nimrod Borenstein

Nimrod Borensteinさんは、イスラエル生まれ。フランスで育ち、イギリスに移り住んで以降活発な作曲活動を行っています。近年、ヨーロッパを中心に、作曲家としての評価を一気に高めており、彼の才能を早くから評価し支援を続けたアシュケナージ指揮によるレコーディング作品(2016年)"Violin Concerto"が代表作です。


Nimrod Borenstein


今回収録した新曲は、Borenstein氏の特徴である作品全体を貫くポリリズムとポリフォニーに、日本の音階である陽音階(陽旋法)や、平調子などを取り入れる試みがされていて、気を抜くことができない集中力を要する曲だったそうです(藤井さん談)。日本庭園を散歩するように雅な音風景を楽しみながら、華やかな桜吹雪の中でクライマックスを迎えるといったサウンドイメージを藤井さんから頂き、音の仕上げもビジュアルイメージが湧くように仕上げてみました。

収録した動画をBorensteinさんに送ったところ、大変喜んでいただき、収録から10日も経たない11月17日、Donemus Publishingから「Japanese Gardens Étude」が出版されました。曲の動画と一緒に発表されたページを見るにつけ、ネット時代の新しい楽曲出版の形を見るような思いがします。


Nimrod Borenstein

収録音源をご紹介します。



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