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  • 執筆者の写真Takahiro Sakai

432Hz ピアニスト Kunikoさん CDリリース記念 配信コンサート

更新日:2021年8月21日

2020年12月22日に432Hz ピアニスト KunikoさんのCDリリース記念配信コンサートが開催されました。会場で聴かれた方をはじめ配信でご覧になられた方からも数多くの感想が寄せられ、CD発売日にふさわしい素晴らしいコンサートとなりました。



このコンサートは、配信ならではの盛りだくさんの趣向を凝らした企画になっており、kunikoさんの演奏はもちろんのこと、生演奏の音と同時に、GARAGE KUNIMASA様制作のドローン撮影動画が挿入されたり、髙木社長の432Hzピアノの制作秘話とKunikoさんとのピアノ対談、また、会場である松濤サロンには瞑創アーティスト・や ざ き ち え様のアートが飾られて、CDのタイトルである「Parallel world」を想起させるような内容でした。


私はバックヤードで配信のお手伝いをさせて頂いたのですが、スタッフさんの鮮やかなスイッチングにびっくり。動画配信は音質・画質のクオリティはもちろん大切なのですが、画面切り替えが音楽的でないと興ざめしてしまいます。その点、ピアニストでもあり、ピアノ演奏のことを熟知されている方がオペレーションをするのは圧倒的な強みがあると思いました。まるで演奏しているような鮮やかなスイッチング。さすがです。

演奏はKunikoさんのお話を交えて、CD収録曲を中心に構成され、ご来場された方も配信でご覧になられた方もご満足の様子でした。432Hzモダンピアノの完成に至るまでの髙木社長のお話も興味深く、Kunikoさんとの出会い、ピアノとピッチの歴史、432Hzピアノ制作の秘話など、このプログラムでしか聞けないお話が惜しみなく配信されました。

私としては、配信の音がご覧になられた方々にどのように受け止められたのか、とても気になっていたのですが、寄せられた感想には音質の良さを褒めて下さるものが多く、ホッとしました。昨年から機材回りやシステム構築でご協力してきたので、高く評価していただきとても嬉しい手ごたえを感じました。


今回のプログラムでは、配信だからこそ出来る内容を発信していける可能性と発展性を感じることが出来ました。演奏のみならず、アーティストさんのイメージ世界を表現するような動画の挿入や、作品の成り立ちの背景や音楽をより深堀りする対談など、単に生演奏の代替え的な動画配信から一歩踏み出し、より立体的にお客様が楽しめる構成で発信していける可能性です。今後、新型コロナ収束により、生演奏を制限なく聴ける時が訪れることを願っていますが、一方で、配信プログラムは、一種、避難策という位置づけから、独自の価値を獲得できるのかも知れません。また、そうした方向を模索していくことなくして淘汰の波に埋もれてしまうようにも感じます。

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