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ドローン撮影 MV収録 Masaé Gimbayashi-Barbotte(マサエ・銀林バルボット)さん

執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕STUDIO 407 酒井崇裕

更新日:2月13日


8月27日に、あさぎりフードパークでドローン撮影でミュージック・ビデオの収録をしてきました。ピアニストはMasaé Gimbayashi-Barbotte(マサエ・銀林バルボット)さんで、今年の3月にリリースしたニュー・アルバム“35°”の中からドビュッシーの曲を収録してきました。


Masaé Gimbayashi

今年は、ドビュッシー没後100年にあたり、それを記念した企画やリリースが数多くされていますが、マサエ・銀林バルボットさんならではのドビュッシーを描きたいと思い、来日される前からネット経由で打ち合わせ準備をしてきました。マサエ・銀林バルボットさんはクラシックの枠に捉われない自由なピアノを弾かれますので、そうしたキャラクターを感じて頂けるよう、自由でダイナミック、オープン・ワイドなイメージを狙いました。

よく知られている通り、ドビュッシーは日本の浮世絵からインスピレーションを得たと伝えられ、自室には葛飾北斎の絵が飾られていました。ジャポニズムを採り入れた最初の西洋音楽家とされていますので、収録地も日本を感じる場所を選択。あさぎり高原から眺める富士山は美しく、これを背景に“日本生まれフランス在住”のマサエ・銀林バルボットさんが演奏するダイナックなドビュッシーが収録のコンセプトになりました。

ピアノは野外でもOKなピアノを調達するため、タカギクラヴィアさんにご相談し、日差しの反射が起こらないマット・ブラウンのスタインウェイM型を搬入して頂くことになりました。天気だけが心配でしたが、当日は収録には絶好の快晴で、楽しく収録できました。


ドローン撮影

野外での収録は、通常のレコーディングとは違い、いろいろ準備が必要になってきます。まず、アーティストさんが気分よく収録に臨めるよう、強い日差しを避ける設営や、水分補給のための飲み物、軽食の準備、また、設営場所から演奏する場所の往復をできるだけ避ける収録プランの立案が大切です。

また、長時間かつ繰り返しが多い作業になりますので、スピーディに音の頭出しができるようシーンごとに事前にインデックスを打っておき、暑い中で体力を消耗させない準備をしておきました。


今回はドローン撮影なので、バッテリーが短時間しか持たず、スピードと集中がより一層求められました。遠い距離での音源再生になりますので、設営場所と演奏場所の両方にモニター環境をつくりますが、上空高くからの画を収録するため、ケーブルや電源類がカメラに写り込まないよう、バッテリー駆動のワイヤレス・モニターを構築しました。

収録した動画は編集も終わり、現在公開中ですが、クラシックの枠に留まらない、バルボットさんらしい動画になったと思います。



 
 
 

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