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Sakata Guitars 坂田ギターズ Youtube 収録

執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕STUDIO 407 酒井崇裕

更新日:2月13日


5月20日に山梨県甲府市にある坂田ギターズのギター工房を訪ね、Youtube用の動画収録をしてきました。オーナーの坂田さんは、アコースティック・ギターの世界では有名なギター製作者で、「アーティストの歌心を触発するギター作り」を目指し、完成度の高いギターを数多く世に出されている方です。そんな坂田さんから、Youtubeで新作ギターを紹介する動画を作成したいが、ギターの良さが伝わるよう高音質なものを作成したいとのご依頼を受け、山梨へ向かいました。

友人の紹介で工房を訪ねてから、いつか録音したいと思っていたSakata Guitars。坂田さんは楽器職人というよりは、頭に浮かんだイメージを突き抜けた感覚で形に創り上げてしまう不思議な人です。理屈では説明がつかないけれど、なぜかミュージシャンが出したい音のギターを仕上げてしまう。カスタムメイドというよりは、テーラーメイド・ギター。音楽的な背景や考え方をじっくりヒアリングしてギターのイメージを固めていくのだそうです。素材や設計の話も驚くほど深いのですが、語る背景にはいつも音楽がなっている。こんなギターを手にできる人は幸せだと思います。

収録場所は、工房の中の一室で行いました。あまり広いスペースではないのですが、坂田さんがギターを完成して音だしをする場所とのことで、よい感じでギターが響きます。演奏者は、河口修二さんで、ミスチル、ゆず、レミオロメン等のサポートギターを弾いている方です。

収録は計4本のギターについて、それぞれストロークとフィンガーピッキングの2パターンで計8動画。マイクセッティングは、ギターによる音の違いが分かるよう、奏法ごとに固定で録音しました。アコースティック・ギターのマイクセッティングは、シンプルながら奥が深く、ポジションと距離、弦の鳴りとボディーの響きをバランスよく収音するところがポイントになります。ストロークのパターンはサウンドホール狙う位置から少し外し、低音弦がブーミーにならないよう下方向から角度をつけたポジション。対して、フィンガーピッキングは、上部から角度をつけて繊細な響きを逃さない位置にセッティングしました。オフマイクは、部屋の片隅から、ステレオペアで全体の響きを収録し、オンマイクとミックスして豊かな響きと空気感が出るように設定しました。爽やかな山梨の風を感じて頂けるような動画になったと思います。

以下、完成動画です。

Sakata Guitars DOVE stroke


Sakata Guitars D-28B finger


 
 
 

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