12月21日に無観客・配信コンサートの収録をしてきました。横浜市映像配信支援プログラムの一環で、株式会社ファインミューズ Fine Muse Co., Ltd.様が主催・企画されたプログラムです。
今年はコロナ禍の激動で少し盛り上がりに欠けた感がありますが、2020年はベートーヴェン生誕250周年。年の瀬を迎えたこの日、生誕記念にふさわしい内容の収録となりました。演奏はクラリネット、チェロ、ピアノの三重奏で、ベートヴェン初期の2作品。明るい旋律と堂々としたリズムをもち、作品が公開された当初から広く親しまれたとされる作品です。希望に満ちた若きベートヴェンが感じられる快活な曲で、コロナ禍に見舞われた2020年、私達を勇気づけてくれるような気がします。
【プログラム】
クラリネット:アレッサンドロ・ベヴェラリ(Alessandro Beverari)
チェロ:山本 裕康(Hiroyasu Yamamoto)
ピアノ:横山 美里(Misato Yokoyama)
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 変ロ長調 Op. 11「街の歌」
Trio in B-Flat Major, Op. 11, “Gassenhauer” (version for clarinet, cello and
piano)
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 変ホ長調 Op. 38 (七重奏曲
Op. 20 からの編曲)
Trio in E-Flat Major, Op. 38 (arr. of Septet, Op. 20 for clarinet, cello and piano)
収録地となった横浜市栄区民文化センターリリスは美しい木の温もりと大理石の壁に囲まれ、明るく落ち着いた雰囲気を持つホール。キャパ300名、残響時間は空席時:1.8秒となっており、伸びやかな響きは室内楽の収録にピッタリ。リラックスした雰囲気のなか、和やかな収録となりました。
この動画は現在、株式会社ファインミューズ Fine Muse Co., Ltd.様のサイトで配信中。年末いっぱいの期間限定となっていますので、お見逃しなく。年の瀬をベートヴェンの響きで過ごすのはいかがでしょうか?
配信サイト:株式会社ファインミューズ Fine Muse Co., Ltd.
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