今年の年明け1月7日に収録させて頂いた、混声合唱団 アンサンブル KATOOさん、第17回定期演奏会の動画が公開になりました。
例年、定期演奏会にお声がけ頂き楽しみな収録のひとつになっています。アンサンブル KATOOさんは横浜市を拠点として2004年から活動している混声合唱団です。「学校を卒業しても歌える同年代の合唱団」として合唱を続けられる場であり、何かを伝えられる演奏を目指しているとのこと。20代~50代の社会人を中心に活動しています。
混声合唱団 アンサンブル KATOO https://sound.jp/ekt/
現在はだいぶ沈静化したコロナウィルスですが、人々が集まる場があるからこそ成立するコンサートやライブ活動への影響は深刻で、そうした中でも、合唱の団体は、とりわけ厳しい状況だったそうで、練習場所すら確保できず、残念ながら活動停止に追い込まれた団体も多かったようです。
アンサンブルKATOOの皆さんは、そうした厳しい状況にも冷静かつ科学的に対応され、新規感染者を出すことなく、定期演奏会を継続して開催されてきました。
団長である、加藤英明さんは感染症の専門医でいらっしゃり、本業の業務と並行して、合唱活動における飛沫実証実験を全日本合唱連盟と行ってきたそうです。歌唱時の飛沫距離を高感度カメラで観察したり、ドイツ語や日本語による歌唱時の飛沫を科学的な測定を通じて検証し、全日本合唱連盟の「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」策定に貢献されたそうです。
そして迎えた、第17回定期演奏会は、昨年に引き続き、合唱活動の原点に立ち返り、中学生の合唱コンクールなどで歌われる曲を中心として、これを発展させる演目を準備されたそうです。
懐かしい曲や、聴きなじみのある曲が散りばめられながらも、アンサンブルKATOOさんが持つ独自の響きが会場を満たしていきました。
新型コロナの影響は深刻でしたが、逆風に怯むことなく、先に繋がるアフターコロナへとUpdateした演奏会を創り上げたことは素晴らしいと思いました。
当日の演奏から2曲、ご紹介します。
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