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執筆者の写真Takahiro Sakai

ヴィクター・ローゼンバウム ピアノリサイタル

11月22日に代官山教会で行われたヴィクター・ローゼンバウム氏のピアノ・リサイタルのライブレコーディングをしてきました。コロナの影響で、なかなか来日することができませんでしたが、日本にいる多くのお弟子さんの熱望に応えて、晴れてリサイタルを開催することが出来ました。ローゼンバウム氏も来日が叶ったことを大変お喜びで、満席の会場の中、うっとりするような時間が流れました。




Victor Rosenbaum プロフィール(抜粋)

米国フィラデルフィア生まれ。5歳から過ごしたインディアナポリスにてエリザベス・ブロック、マーティン・マークスにピアノを学ぶ。ブランダイス大学、及び学位を取得したプリンストン大学で、シュナーベルの高弟であるレナード・シュアに師事、またアスペン音楽祭ではロジーナ・レヴィーンに師事した。

レパートリーは多岐に渡り、中でも18~19世紀ドイツ古典派とロマン派作品の深い理解と表現は、他の追随を許さないものがある。また、アメリカ人作曲家の作品の演奏、初演にも積極的に取り組んでいる。

教師としての名声も高く、ニューイングランド音楽院にて55年間務めるかたわら、1985年から2001年、ボストンのロンジ―スクールの学院長を務め、学院を大きく発展させる。また、長年にわたりニューヨークのマネス音楽院で指導に当たるほか、イーストマン、ジュリアード、ロンドンの王立音楽アカデミーなど、日本を含め多くの国の音楽大学、音楽院にて講演、マスタークラス、ワークショップを行い、音楽家の指導に情熱を注いできた。また講師として、多くの国際音楽祭、国際音楽セミナーに参加。音楽院をリタイア後も、ますます活躍が期待されている。


リサイタルの日程調整をしている夏頃、この企画をご担当されているピアニストの尾鍋正子さんから開催会場のご相談があり、当初、別の会場も検討されていたそうですが、ドイツ古典派とロマン派作品でご高名な方ですから、ヴィンテージ・ニューヨーク・スタインウェイがあるサロン規模の代官山教会をお勧めしました。当日の調律はタカギクラヴィア株式会社の大野直美さんがご担当されました。


秋に相応しいプログラムでご来場されたお客様も大満足だったのではないかと思います。収録した中から1曲をご紹介します。

この作品は、ローゼンバウム氏がニューイングランド音楽学院で教えていたお弟子さんが作曲した作品で、このリサイタルのためにローゼンバウム氏が作曲依頼をした曲だそうです。ルイス・ウォーレン氏とは2015年から今日に至るまで親交が続いているそうです。


Victor Rosenbaum / Ballade No 2 : Lewis Warren, Jr (Live Recording )


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