8月25日にタカギクラヴィア松濤サロンでピアノのライブ収録をしてきました。ピアニストはマサエ・銀林さんで、先に発売された新作アルバム『Sleepless Night』の発売記念コンサートでした。
夕方から開演のため、少し早めに到着し、サロンとなりのカフェ・タカギクラヴィアで食事を頂いてからセッティングに入ることにしました。松濤の落ち着いた雰囲気の中で美味しい食事を楽しめるこの場所は、演奏会前の準備や終演後の打ち上げなどにも利用できる素敵な場所です。店内に入ってすぐ目に飛び込んでくるのは1911年製スタインウェイ。グレン・グールドも弾いた貴重なピアノだそうです。このカフェには秩父の名品「マジョラムカレー」がメニューにあり、これを目当てにしていたのですが、あいにくこの日は売り切れだそうで、新しくメニューに加わったタイ・カレーをオーダー。こちらも、こだわりのカレーで美味しく頂きました。
このサロンでのマサエさんのライブ収録は何回か行っているので、セッティングも滞りなく、順調に進みます。天井にはステレオバーとマイクホルダーが常設してあるので、客席からの見通しの邪魔にもならず助かります。今回は顔の表情を撮るため、DJI社のOSMO Pocketを近接で設置してみました。この製品にはオプションのWi-Fiモジュールがあり、撮った映像をリアルタイムにスマホに無線伝送してくれる優れものです。画角やアングルもスマホから遠隔操作できます。
コンサートはアルバム収録曲から、エリック・サティとガーシュインの作品に続き、ウィリアム・ボルコム、マサエさんの即興演奏で構成されました。コンサート全体を通じて感じるのは、型にこだわらない自由かつ開放的な演奏で、ピアノの音色を映像的なイメージに想起させ、音楽に結び付けるような独特な世界観があると思いました。アルバムからもそれは感じ取ることができますが、目の前で展開されるマサエさんのライブを体感されたファンの方々も喜ばれたのではないかと思います。
収録した中から2曲ご紹介します。
Kommentare