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ピアノと声が奏でる「9つの絵画的ファンタジー」府中芸術の森劇場ウィーンホール

執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕STUDIO 407 酒井崇裕

更新日:2月12日


5月14日に府中芸術の森劇場ウィーンホールで、ピアノと声楽の収録をしてきました。演奏者は小金井音楽アカデミーの玉木豊先生です。このプログラムは2015年からスタートし、年2回程度の収録を継続しています。毎回、テーマを設定し、そのイメージに沿った即興演奏をいっきに通してレコーディングします。収録場所であるウィーンホールでのセッティングも回を重ねるごとに改善を続け、安定的に玉木先生のイメージにあったサウンドを得ることができてきました。

やはり、このホールの特徴である残響可変装置による残響のコントロールは効果的で、リアリティを棄損せず、豊かな残響をもったサウンドに仕上げることができます。玉木先生はピアノを演奏しながら歌われるので、声とピアノのバランス、そして響きの質感が重要になってきます。


ピアノと声が奏でる「9つの絵画的ファンタジー」府中芸術の森劇場ウィーンホールの残響可変装置

今回新しい試みとして、DJI社から出ている、Osmo Pocketによる動画の収録も行いました。この製品は小型ながら、3軸スタビライザーを搭載し、4K 60Pで収録可能。専用アプリとの連動で様々な魅力的な動画が収録できる優れた製品です。コンパクトなので設置場所を選ばず、普通のカメラでは狙うことができないようなアングルでも撮影できるので想像性を掻き立てられます。

今回、大屋根を外したピアノ内部のフレーム部分に置いて、アクションの動きを狙ってみました。超近接で鳴っているピアノの上に直接置くので、ビリつき防止のために、カメラ底部にソルボセインを敷いて密着させるように設置しました。


Osomo Pochetでピアノ撮影

Osomo Pochetでピアノ撮影


豊かな声量で歌いながらピアノを弾く玉木先生の演奏は、サスティンペダルを踏んだ時に、声とピアノが共鳴して、独特な音場をつくります。加えて、その響きはホール全体に広がっていって、雄大で幻想的な雰囲気を醸し出します。生で聞いたときの印象を録音として残すよう、更に改善ポイントを洗い出して次回に備えたいと思います。


収録した中から2曲ご紹介します。




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